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イトーヨーカドー釧路店跡地再生計画業務を受託しました。

2020年5月

商業施設運営の株式会社プロッド・イクスは、2019年1月のイトーヨーカドー釧路店の撤退により空洞化が続く北海道新橋大通6丁目ビルの再生計画基本構想構築業務を受託ました。
2021年以降には、イトーヨーカドー撤退以来、約2年ぶりとなる商業復活を目指した再生計画を進めています。

■北海道内の商業施設再生実績

当社はこれまで道内の2施設「千歳アウトレットモール・レラ」「フィール旭川」の再生を達成してきました。今回の再生計画事業は、北海道でのこれらの再生実績の評価により依頼されたものです。これまでの経験値を糧に、生活者の視点に立った本施設のあるべき姿、街の活性化の核となる施設づくりの検討を進めています。

■地方都市における商業施設再生

釧路は人口減、高齢化が進行する典型的な地方都市マーケット。
郊外大型商業(GMS・ディスカウンター)の進出、百貨店の撤退、価格訴求型SMの乱立で、地元客の争奪戦が繰り広げられています。
更に、今般の新型コロナウィルス感染症禍により、これまでの消費環境、消費者の価値観に大きな変化が生じることは必然です。単に“モノ”を求める消費から、より“心の豊かさ”を求める消費への急速な変化、この変化を見据えた施設構築が不可欠と捉えています。

今回の再生計画企画においては、マーケット検証に基づき「女性」が何度でも訪れたくなる、「女性が主役の商業施設」を基本骨子としています。
釧路生活者の暮らしに寄り添い、人々が集まり、新たなコミュニティが生まれる新たな地域社会の生活基盤。消費価値の変化を見据えた「人本位」の「人が行きたくなる」施設を提案します。
また、釧路は道東エリアの核拠点であり、大自然と共生する釧路は観光資源にも恵まれ、独自の文化圏を形成しています。
豊かな観光資源を活かし、年間530万人超を誇る国内外観光客の新たな釧路の“名所”としての役割も視野に入れた企画です。
本計画では地下1階から地上3階の約3,000坪に、「女性を中心」とする三世代の地域生活者から国内外の観光客まで幅広いお客様をターゲットとした釧路初「地域共生型モール」の創出を企画いたします。

今後も増加が予測される地方都市における商業施設の撤退。当社は、これまでの再生実績を礎に、施設再生事業を道内外において積極的に進めてまいります。

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